1. 原因
野球などによる投球動作などで、肘関節がひねりの動作で柔らかい成長軟骨に負担をかけ発症する。
野球肘には大きく3種類あります。
a.内側型
b.外側型
c.後方型
2.症状
a.内側型
投球時の痛み、握力を入れた時の痛み、肘の内側(内側上顆)のピンポイントの痛み
b.外側型
投球時の痛み、肘の曲げ伸ばしに大きく制限がかかる、肘の外側(上腕骨小頭)のピンポイントの痛み
c.後方型
投球時の痛み、肘を伸ばすと痛みが肘の後方に出る、肘の後方(肘頭)のピンポイントの痛み
3. 治療と予後
基本的には投球中止になります。
痛みがきつい場合は日常生活でも制限をかけます。
治療は患部に鍼治療や周囲の筋肉に超音波をかけ炎症、筋緊張をとります。
痛みが軽快してきた段階でシャドーピッチングから始まり遠投までを痛みがないかを確認しながら
約1~2ヶ月で復帰していきます。
4. 予防
肩関節の柔軟性
体全体の柔軟性
投球数の制限(60球程度)
インナーマッスルの強化
遠投、変化球を極力避ける
成長期(10~15歳)の段階では筋肉やスピードにこだわることはあまりお勧めしません。
それよりも体の柔軟性やバランス、感覚を養うことが将来飛躍するために重要と考えます。
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