有痛性分裂膝蓋骨


有痛性分裂膝蓋骨

 

1.原因 

 分裂している膝蓋骨(お皿)が、スポーツ中の激しい動きにより牽引力が繰り返しかかり
 痛みを生じるものを有痛性分裂膝蓋骨と言います。

 分裂していても無痛の場合もあります。

 

2.症状 

 10歳代の男女に多く見られますが、ときに成人にも見られます。

 ジャンプやダッシュなどで膝前面に痛みを訴えます。圧痛・叩打痛も認めます。

 主にⅠ型~Ⅲ型で分類されⅢ型が最も多く外上方に見られます。

 

3.治療

 ○大腿四頭筋やハムストリングスのストレッチ

 ○疼痛部位への超音波や鍼治療・LIPUS

 

4.予防 

 大腿四頭筋のストレッチで膝にかかる負担を軽減

 股関節をうまく使い膝への負担を軽減

 

※何もしないまま放っておくと、だんだんと痛みが強くなり、悪化する恐れがありますので痛めたら早めに治療を行ってください。

小学生の膝の痛み
LIPUS(骨折治療器)治療